地図には様々な数値が載っていますが、それはどのように計測されているのか考える人は少ないかもしれません。では、地図記載の上でも重要な数値となる標高という海面(正確には平均海面)からの高さはどのように測定されているのでしょうか。まず基準となる標高0mとは、日本では東京湾での平均海面と規定されています。

この平均海面を地上にまで仮想的に広げていったジオイド面が地上での高さの原点と言われているものです。

以前は東京湾河口に決められた場所で長期間測定された満潮時と干潮時の数値の平均値で求められていましたが、GPS(アメリカの全地球測位システムを指しますが、現在では主な主要国のシステムも含めた「GNSS(全地球航法衛星システム)が一般的)ではどのようにして求めることができるのでしょうか。